どうも、たぬちゃんです!
今日は、真面目なタイトルです。(笑)
実は、私は医療従事者(理学療法士)。
ということで、ネットニュースで見かけてから気になってたやつ!
厚労省「診療時の通訳費を加算」
簡単に言うと、医療以外にかかる通訳の費用は患者さんに負担してもらうというお話。
例:1万円の医療費がかかる場合
日本人の場合)3割負担の人は3,000円が自己負担
外国人の場合)10割の1万円全てが自己負担
▶︎これとは別にかかる通訳の確保費用などは約8割の医療機関が請求していなかった。
その一方で、通常の2〜3倍の医療費を請求しているケースもあり統一されていないのが現状。

外国人が増えれば、医療機関の運営にとっては結構な額になるんじゃない??
かといって、医療機関で定めた料金を請求して数万円になるのも??
厚労省は、月50人の外国人の患者を受け入れる場合での医療費以外にかかる費用を試算。
多言語対応可能なウェブサイトなどの初期費用:50〜200万円
外国語対応可能な看護師などのスタッフ確保運営費:1800万〜2600万円(年間)
という費用になり、患者一人あたり3〜5万円ほどになるそう。
結構な金額ですよね。
▶︎厚労省では、患者さんに対して医療費以外の費用を請求する場合の算定方法などの具体例を今年度中に示すとのこと。

例えば、国立国際医療研究センターでは「国際診療部」なるものがあるそう!
医療通訳が在籍しており、英語や韓国語、中国語対応が可能。
その他の言語も電話対応可能なものもあるようです。(これは病院が契約しているサービスとして利用できるそう)
こういった充実した医療機関がある一方で、地域ではボランティアで通訳を行っているところもあるようです。

医療通訳の人で不足は心配な問題だと思うな〜

命に関わる医療現場での医療通訳という職業
医療通訳に必要な要素としては、
1.高度な通訳スキル
2.豊富な医療知識
3.他文化への理解と共感
だといわれているそう。
通訳スキルでは、日常会話をするレベルではなく医学専門用語を用いた会話の通訳という点で非常に高度なスキルが必要になるとのこと。
外国人の中には、違った文化や宗教観をもった人もいるため、その理解と共感は必要な要素。
ときには、ガンの告知や輸血などもあり命に関わる「医療」の現場での精神的な強さも必要とのこと。

日本に医療通訳の育成の場ってあるの?
通訳翻訳コースのある学校はこれまでもあったようです。
が、近年「医療通訳コース(英語・中国語)」を開講した育成学校もありました!
命をつなぐとても重要な役割だと思います。
チーム医療ってよく言われるけど、医療通訳もチームに必要な役割ですよね!
医療通訳についてもっと目が向けられると良いな〜
医療を受ける人も提供する人にも優しい環境ができると良いな〜と思います。
では!